暑い一日でしたが2階会議コーナは冷房がどんどん効いてきて最後は冷蔵庫状態でした。参加者は5名。NPO法人S.O.L.理事長の大下敦子さんにもご参加頂きました。参加者5名。皆様寒い中お疲れさまでした。 今回のジャータはSerivāṇija-jātaka(3) セーリヴァの商人をとりあげました。ひとりの行商人がよこしまなこころのゆえに手に入れ そこなった黄金の器を、別の行商人が正直のおかげで手に入れる物語です。 この物語の教訓は、自分の利益のみを考える世間常識の人は、そのお椀を何の値打もないとけなす。世間の常識と違った、真理を語る、人をだます気持ちがない正直者は、あえてそのお椀の値打ちを打ち明けるところにあります。 また、この世界は、何の値打もないものに高い値札を付けて、人々をだまして利益を得ています。我々は金を儲けるために、高価な品物を買うために、名誉を得るために、社会の地位を得るために、必死になっているが結局はだまされている。仏教はこのような世間のすべての人々が評価する道とは違う道を説くから、古ぼけて煤けた、値打ちのない面白くもない生きる道のように見えてしまうのです。しかし仏教という古ぼけたお椀を手に取ってみると、重さは感じるはずです。指で煤をぬぐってみれば、純金であることをいとも簡単に発見できるはずです。
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ジャータカ朗読会
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