5/11 ミニ朗読会とミーテング終了しました
- 札幌 ジャータカ朗読会
- 5月13日
- 読了時間: 2分

今回のジャータカは「066 Mudulakkhaṇa jātakaムドゥラッカナー」苦行者は、王から手厚くもてなされていたが、王の留守中に、王妃の美しい裸身を見てしまい、 欲情にかられて我を忘れてしまうというお話でした。最後はその王妃のお蔭で目を覚まし、苦行者としてヒマラヤで生涯を全うしました。
仏教では、不浄随念という瞑想方法があります。身体というものは、心臓・腎臓・大便・小便などの三十二種類の不浄な要素で構成されていて、綺麗に見えるのは表面的であって幻覚であるということを観察します。実際には、「汚い」というよりも「欲を抱く対象ではない」という智慧が生まれます。このように観ることが出来れば、介護をする場合でも「綺麗」でも「汚い」でもどちらでもなく、ただ単に「便である」「よだれである」などと客観的に観て、嫌悪感や不快感もなく仕事をすることが出来るのです。仏教は、看病、介護、年上の人々の面倒を見ることは、強く奨励しています。そういうことは、賞賛に値するような特別なことではなく、誰でもやらなければならない道徳的な行為です。
来月は「068 Sāketa jātakaサーケータ」 サーケータで托鉢をしておられた世尊を見つけて、年老いたバラモンの夫婦は釈尊を「息子」だと言う。この二人の前生に関するお話です。今回は4名のミーテングとなりました。皆様お忙しい中たいへんありがとうございました。
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