8/10 ミニ朗読会とミーテング終了しました
- 札幌 ジャータカ朗読会
- 8月11日
- 読了時間: 2分

今回のジャータカは「076 Asaṅkiya jātakaアサンキヤ」略奪を企てていた盗賊たちは、隊商につきそう苦行者が一晩中そぞろ歩きをつづけたので機会をうしない、立ち去ってしまう。というお話でした。
asaṅkiyaとは「心配なき,大胆な,ためらわざる」という意味。これは、【過去の物語】で、菩薩であった修行者が盗賊たちを恐れなかったことから来ています。「財産を所有している者は盗賊を見ると恐れを抱きます。しかし、私には財産というものが一切ありません。私には恐れたり、怯えたりする必要はないのです。」と語られています。
さらに、重要な教訓が【現在の物語】のなかにあります。
過去物語と同じように、在家信者がある隊商とともに旅をしていたとき、『自分自身を制御しよう』と思い、樹の下で歩行瞑想を行っていたのですが、そのことが結局は隊商全体を守ることにつながりました。
「社会の個人個人が、自分自身を正すべきだと思って、実行するならば、結果として社会全体が良くなるのです。ですから、自分を守れば、他を守ることになります。」
9月は「078. Illīsa jātakaイッリーサ」 イッリーサ豪商の父は、生前の善行によって、死後、帝釈天となった。彼は息子の吝嗇を改めさせようと息子の姿となって財産を人々に施した。それを知った息子が大慌てするというお話です。
この物語はケチのあまりに、精神病にかかった人の話です。精神的に発病したならば、ショック療法しないと治らないのです。
今回は3名のミーテングとなりました。皆様お忙しい中たいへんありがとうございました。
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