top of page
執筆者の写真札幌 ジャータカ朗読会

5/12 ミニ朗読会とミーテング終了しました

今回は「025.Tittha jātaka水浴場」をとりあげました。


 王の位を正式に象徴する吉祥馬(きっしょうば)は、いつもある川で水浴していましたが、一頭の未調教の若馬をそこで水浴させましたたたため、その後は嫌がって川に降りようとしませんでした。


 菩薩である廷臣は、吉祥馬の意向を知り、馬を扱う馬丁に「これ、馬丁よ、バター油や蜂蜜や糖蜜でこしらえたミルク粥も、繰り返し食べれば、飽きるものだ。吉祥馬は、何回もこの水浴場で水浴したので、飽きているのだ。他の水浴場へ、吉祥馬を降ろして水浴させ、水を飲ますがよい」と言って、つぎのような詩句を唱えました。


 それぞれ別の水浴場で

 御者よ、馬に〔水を〕飲ませよ

 人(も)、食べすぎれば

 ミルク粥に飽きるのだよ


 性格さえ知っておけば、人を育てる、導くということは難しくはないのです。人の性格が読めないことが、我々にある、乗り越えられない難関なのです。


今回は、7名での朗読会となりました。皆さんありがとうございました。

閲覧数:18回1件のコメント

1 Comment

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating
Guest
May 13
Rated 5 out of 5 stars.

本当にありがとうございました。


ちょうど昨日届いた「ダンマパダ法話全集第七巻」アルボッムレ・スマナサーラ長老著の214頁から、このエピソードが紹介されておりました。


ダンマパダ285偈

Uccinda sinehamattano

Kumudaṃ sāradikaṃva

Santimaggameva brūhaya

Nibbānaṃ sugatena desitaṃ.


秋蓮手もて折るごとく

我が自己愛を打ち砕け

寂静の道 直に行け

善逝は説きぬ 涅槃(ニッバーナ)

(江原通子さん訳)


「方法さえ合っていれば、煩悩を断つことは睡蓮の茎を折るくらいに容易いことだと、ブッダは語られました。」とのこと。


話題となっておりましたが、チュッラ長者のお話のメッセージと共通するように思いました。

https://j-theravada.com/jataka/jataka052/

「チュッラパンタカを連れて行き、仏殿の前に坐らせて、「チュッラパンタカよ、東の方に向かってこの布きれを『垢とり、垢とり』と言って擦りながら、この場所にいなさい」と、神通力で作り出した清潔な布きれを渡しました。」


また、下記も初めて知ることができ、大いなる学びとなりました。

「如来十力」 は、「ブッダは真理を語る テーラワーダ仏教の真理観とその変容」によると、中部経典第十二『大獅子吼経』に記されているとのこと。

アラナ精舎経典ライブラリー 2(12). 大いなる獅子吼の経(146.~)

「十力」Wikipedia

Like
bottom of page