今回は「23.Bhojājānīya jātaka 駿馬」をとりあげました。 シンドゥ産の駿馬 と一人の勇敢な騎 士は、われわれに王国を引き渡せと要求してきた七人の王たちと戦います。彼らは電光のように駆け回り、次々と要塞を打ち破って王を生け捕りにしていきました。しかし、六番目の王を捕らえたときに、馬は負傷し、血が流れ、きびしい痛みが馬を襲いました。 横たえさせ、武装をゆるめられた馬は騎士に「七番目の王を捕らえることのできる馬は、私をおいては他にいません。私は自分のなしとげた仕事を無にしたくはありません。どうぞこの私を立たせて武装して下さい」と言って、次の詩句を唱えました。
たとえ矢に射抜かれ 脇を下にして横たわっていても
名馬は駄馬より優れている
御者よ、この私にこそ馬具をつけなさい ----------------------------------------------------------- 何かと言い訳をつけて、善いことを後回しにするのは人間の常識ですが、仏教はそれを認めません。善いことは、どのような邪魔が入っても、何とか通り抜けて達成するべきものです。 今回は、初めての方にもご参加いただき7名での朗読会となりました。皆さんありがとうございました。
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