6. Devadhamma jātaka 神々のきまりをとりあげました。 森の湖に住む羅刹に二人の弟を捕えられた王子は、神神のきまりを説いて、羅刹に信仰心を起こさせ、弟たちを救い出したという物語です。 ジャータカに接するのが初めての方も沢山ご参加いただきました。裁かない、相手を尊重するなど物語の中に数々の発見がありました。 この物語の教訓は次の通りです。
⑴どんな約束でも、法律の範囲の中で、道徳の範囲の中でしなくてはいけない。無理な約束の場合も注意して判断することです。
⑵人食い鬼神は、「天の法」(deva dhamma)を知っている人は食わないのです。その権利はないのです。これは、「天の法を守る人には、この世で何の危機もない」ということです。この法とは①慚(ざん)、②愧(ぎ)、③善行為、④落ち着いていることです。
⑶迷信に反対の仏教は、民間信仰に攻撃しないで代わりに、より道徳的で理性的なやり方で祈りや供儀をやるようにと民間信仰を改良することを勧める。 参加者は9人。皆様有難うございました。
コメント遅くなり恐縮です。大変勉強になりました。
王子が、まさに弟の命がかかっている状況下でも、羅刹の気持ちを一切損なうことなく対話を続け、最終的に弟二人を救ったのは凄いと思いました。ありがとうございます。