今回のジャータカは「041 Losaka jātakaローサカ」
財産家から施しを受けていた一人の修行僧が、新来の長老をねたんで追い出した報いで、長いあいだつらい目にあうという物語でした。
輪廻転生するすべての生命が、食によって生き続けます。この食は、①食べ物:身体を維持管理する ②情報が触れること ③情報を感じること ④情報を認識することとの四種類があります。
他の生命に四栄養を与えることは、その生命に命を与えることです。幸福を与えることです。行為は確実に結果をもたらすので、与えた人も幸福に恵まれます。
今月のジャータカ物語は、「食べものを奪う」という罪の重さを語っています。
来月は「043 Veḷuka-jātakaヴェールカ」。 毒蛇を息子のように育てていた修行者は、師の教えに逆らって蛇を捨てなかったために、やがて手をかまれて死んでしまうというお話です。お楽しみに!
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